健康住宅と自然住宅について

健康とは自然とは何か?その辺から考えてみましょう。
 最近高断熱高気密仕様と言う言葉を、お聞きになられた方もいらっしゃると思いますが、これについて少し書いてみたいと思います。
高断熱については、外部の空気が接する壁・床・屋根若しくは天井に、居室を包むように隙間無く断熱材を入れることを意味します。当然これには結露の防止の対処方法を考慮致します。
高気密については気密シート・気密パッキン・気密テープ・シーリング材などにより隙間をこのような物で塞ぎ、気密性を高めることを意味します。

高気密に対して今度は換気が問題になりますので、第3種換気・第1種換気により換気の入れ替えを行なうものです。窓等の開口部は地域によって異なるりますが、2重ガラス+空気層の複層ガラスを使うなどです。

ここでも又少し昔の日本に戻ってみましょう。
「家は夏を旨とし」と言われていたように、日本の家は夏の日差しの強さや、突然降り出す夕立を避ける為、軒の庇を深くしました。
庇の下には濡れてもいいように濡れ縁・広縁が設けられ、外でも内でもない空間が生まれたのです。この空間は外と内を繋ぐ中間領域ですが、今の言葉で言えばファージな空間となるのだと思います。
この場が正に自然と対峙する場、語る場なのです。
この自然と対峙する場、語る場をことごとく拒否してきた建築の行き着くところは環境の人工化です。高気密で機械換気に頼る訳ですが、機械は7年位が寿命です。モーターの騒音が鳴り出したりしても我慢して10年くらいは使えるでしょうが・・・。みなさん、10年間24時間換気扇を回し続けられますか?
24時間換気扇を廻すと室内が負圧になるので、扉が多少開けづらなるかもしれません。
各部屋がダクトでつながっているので、臭いや音が漏れます。フィルターがありますが、豆に手入れできますか?フィルターは完全ではありませんので、そのうちダクト自体の内側にいろいろな汚れの付着物が貼りつき、もう、それはメンテナンスはできません。ダクトを取替えするしかありませんね。

そうなると天井に埋め込まれたダクトは天井を壊して全面取替え工事という大掛かりな改修工事が必要です。そのときにそれだけの費用がなければ24時間換気扇を止めて・・・・。息苦しい生活をすることになるかもしれません。(ダウンライトも、かつてムードがいいと多用しましたが、ほとんどの方は点けてはいないのではないでしょうか。)
そうなると室内汚染の物質が蔓延し、カビが栄え、ダニが繁殖し、家と人の寿命を短くしてしまいます。考えて下さい。健康な家とは何かを。

今までは、いつもバジョンアップを期待していたけど、そんなペースに嵌まっちゃいけません。
バージョンアップしないと何か人間性までアップしないように思っちゃう。
そんなコマーシャル信じちゃいけません。

日本の古い知恵は今も歴然と生きていますよ。
たとえば木炭、特にみなさんご存知の備長炭。これはご飯に入れたりする。正に見かけによらずすごい奴。と言う事になる代物。ここまでのもの使うと高いけど、普通の木炭は湿気も吸うし吐き出すし脱臭効果もある。断熱効果もある。これは正にすばらしい宝石ならぬ宝材である。これを床下に敷き詰める。害虫も寄り付かず、もう最高!となる。こんな風にいい材料が意外と身近にあるもの。そんな自然な材料どんどん捜しましょう。
うん!これは使える!なんてなりますよ。

自然素材を使って自然住宅というのは当たり前すぎて、つまらないので、ここでは少し違う観点から考えてみます。
「自然住宅」の「自然」とはどいうことでしょうか?縄文人は竪穴式住居で生活していましたが、そこの素材は当然、自然素材です。自然に排煙され、自然に隙間風が入り換気される。
ここでは正に自然な生活がありました。

現代人は竪穴式住居には住まなくなりました。そこでは現代人の欲望が満足されないからです。しかし、ほんの少し生活の欲求を抑えることを学ぶことも大切です。
先ずは、クライアントの「どこまで自然の生活に戻るために、湧き出る欲望を抑えられるか?」をとことん話し合います。
現代材料と自然素材のメリット・デメリットを話合い、その中からその個性あるクライアントのご自分でも知らなかった今後の新しいライフスタイルを探す。そんな中からやっと、家に形がみえてくるものだと思います。

それは草が生えた土を被っている屋根かもしれない。
竹で組まれた家に朝顔で囲まれている家かもしれない。
或る雨上がりに朝日が濡れた珪藻土の隙間から細く幾筋もの日が差し込み、その光で一日が始まるかもしれない。

自然素材にはそれができる環境があった筈です。
よい日差し、よい風通し、よい雨、これら四季の恵みにより育まれました。
自然住宅も単に自然素材を使うことだけでなく、謙虚に自然を愛し、慈しみ、家に形にも住み方にも「よい日差し、よい風通し、四季を感じるそとの風情」を意識してトータルバランスを考えていく事が自然に近づける家づくりになろうかと思います。

欲望にどう立ち向かうか?そこからのスタートラインに立つことの大切さをご理解して自然との共生を考えましょう。

YUKIO OGIHARA
ARCHITECT & SHOU ASSOCIATES

シックハウス症候群
今問題になっているホルムアルデヒドが原因といわれる。この37%の水溶液がみなさんご存知のホルマリン液です。

外国では基準が厳しく定められています。アメリカでは0.2〜0.5PPMドイツ・オランダ・デンマーク等は0.1OOPPM以下となっています。0.5を超えるとかなりの臭気を感じます。

最近の防虫処理した畳が多くなっていますがこれからも何らかの物室(有機リン系殺虫剤が使用されているらしい)が発散されています。
呼吸困難、
皮膚炎、
神経障害、
生理機能障害
気管支炎、
ぜん息、
発癌性、
目の痛み
床材、
壁材(接着のり)断熱材、
接着剤、
防カビ剤、
  • 合板 F1
  • パーティクルボードはE0
  • 接着剤はフェノール樹脂系
  • 壁紙のりはデンプン糊、メチルセルロース樹脂系
床下に木炭マット シロアリやカビは木材含水率25%以下では発生しません。
これは調湿機能、断熱効果、半永久品
自然断熱材
  • ライブウール:パイン材を素にした繊維。
  • ウール:服に使われる例の物
  • 炭化コルク:防虫、防火効果もある。
  • セルロース・ファイバー:古紙綿状にしたリサイクル製品
高圧線の電磁波 スウェーデンのカロリンスカ研究所は25年費やして、高圧線から300m以内の住民43万人の健康調査を実施し、電磁波強度が1mG以下(15万ボルトの高圧線だと約130mの位置)の子供の白血病を1単位とすると3mG(高圧線より約50m)では3.8倍になるという結果を発表した。

ガンに電磁波照射すると25倍も進行が早くなると言われています。

アメリカでもこの規制に乗り出し2mG以上の場所に学校・公園・オフィス・公共施設の建築を規制する方向になりそうです。スウェーデンでは2mG以上の建築を撤去しはじめていてほぼ完了しているそうです。

最近携帯電話の電波も脳に良くないと指摘されていますが、この発信基地の放送塔・電波塔も携帯電話くらいで指摘されている以上相当の危険が存在すると指摘されています。